コンテンツ [hide]
起業したての今こそ、自分のメンタル状態をチェックしよう!
自分のメンタルを整えれば、起業はもっとラクに、楽しくなる!
起業したばかりの頃は、
毎日が新しい挑戦の連続。
ビジネスの立ち上げ、資金繰り、営業活動……
気づけば
「自分の精神状態なんて考えたこともなかった」
という方も多いのではないでしょうか?
でも、もし最近、下記の違和感を抱えているなら、
それはメンタルのサインかもしれません。
「何となくモヤモヤするけれど、原因がわからない……」
「決断することが多すぎて、頭が疲れている……」
「以前は気にならなかったことが、不安の種になっている……」
50代での起業には、
特有のメンタルの課題が伴います。
アイデンティティの喪失、決断疲れ、孤独感、
承認欲求の未充足、収入の不安——
こうした悩みは珍しいことではなく、
ほとんどの起業家が直面するもの。
でも、安心してください。
どんな課題も、
「気づくこと」から解決が始まります。
自分のメンタル状態を把握すれば、対策が立てられる
どんな状況でも、適切な方法で改善できる!
起業は一人で乗り越えるものではない。支えてくれる人は必ずいる!
この記事では、
起業家が抱えがちな
メンタルの課題を
客観的にチェックし、
心の負担を軽くするための
第一歩 をご紹介します。
さあ、一緒に確認していきましょう!
1. アイデンティティ・クライシス(自己喪失)
起業すると、これまで当たり前だった
肩書きや役職がなくなり、
「自分は何者なのか?」
と感じることがあります。
会社員時代は、組織の一員としての
役割が明確でしたが、
独立後はすべてを自分で決め、
ゼロから新しい立場を
築いていく必要があります。
この状態が続くと、
自信を失ったり、迷いが生じたり
することもあります。
まずはチェックリストで、
自分の現在の状態を振り返り、
どのように
新しいアイデンティティを
確立していくか考えてみましょう。
心理学的背景:
エリクソンの発達課題によると、
中年期(40~60代)は
「世代性 vs 停滞」の時期であり、
これまでのキャリアで築いてきた
自己像が崩れることで混乱が生じる。
影響:
「自分は本当に経営者に
向いているのか?」
という不安や、
以前の肩書きがなくなる
ことへの喪失感。
セルフチェック方法
質問1:
「以前の肩書きや役職がなくなったことで、自分の価値を見失っていると感じることがあるか?」
質問2:
「過去の自分と今の自分を比較し、違和感を覚えることが多いか?」
質問3:
「経営者としての自分に自信が持てないと感じるか?」
→ 2つ以上当てはまる場合、
自己喪失の傾向あり
アイデンティティ・クライシス(自己喪失)に該当したら
そもそも、なぜ「自己喪失」が起こるのか?
50代で起業すると、
それまで長年培ってきた
「会社員としての自分」
と決別しなければなりません。
•「会社の看板」がなくなり、個人としての価値が試される不安
•「○○会社の△△さん」ではなくなり、自分が何者なのか分からなくなる感覚
•新しい環境での成功体験が少なく、自己肯定感が低下するこうした心理状態が「アイデンティティ・クライシス(自己喪失)」の原因となります。
まずはセルフでできること
以下の方法を試してみて、自分の状態が改善するかどうか確認しましょう。
1. 「会社員時代の自分」と「今の自分」を紙に書き出す
•会社員時代に培ったスキルや経験を書き出す(例:交渉力、管理能力、人脈)
•今の仕事に活かせるスキルを再確認し、「使えるもの」として意識する
•「新しい環境だから何もない」のではなく、「過去の強みを活かせる」と考える
ポイント「会社に属していたからこそ得られたスキル」と、「個人になっても活かせるスキル」は違います。自分の「武器」を言語化することで、自己評価を高められます。
2. 小さな成功体験を積み重ねる
•いきなり大きな成果を出そうとせず、「今日の目標」を1つ決める
(例えば「新しい顧客と1回会話する」「ブログ記事を1本書く」「SNSに投稿する」など)
•1つ達成できたら、自分をきちんと褒める
ポイント
成功体験が増えると、脳は「自分はできる」と認識するようになります(自己効力感の向上)。「経営者としての自分」に馴染むために、小さな成功を積み上げていきましょう。
3. 「自分がどんな存在でありたいか」を考える
•起業の目的は何だったのか?
•どんな人にどんな価値を提供したいのか?
•5年後、どんな自分でいたいか?
ポイント
「自分が何者なのか分からない」と感じるとき、過去に目を向けがちですが、大切なのは未来を見据えること。「なりたい自分」を明確にすることで、アイデンティティを再構築できます。
アイデンティティ・クライシスは誰にでも起こる!
最初から完璧な経営者はいません。
少しずつ「今の自分らしさ」を見つけながら、
一歩ずつ前に進んでいきましょう!
2. 孤独感(社会的つながりの喪失)
起業すると、
それまで当たり前だった
人とのつながりが減り、
「誰とも話さない日が増えた」
「仕事の悩みを共有できる相手がいない」
と感じることがあります。
会社員時代は、何気ない
雑談や相談の機会がありましたが、
独立後は意識的に人と関わらないと、
孤独を感じやすくなるものです。
この状態が続くと、
不安やストレスが蓄積し、
判断力や行動力に
影響を及ぼすこともあります。
まずはチェックリストで、
自分の状況を整理し、
必要な対策を考えてみましょう。
心理学的背景:
人間は「社会的動物」(アリストテレス)であり、長年の職場の人間関係がなくなることで孤独ストレス(Social Isolation Stress)が増大する。
影響:
相談できる相手が減ることで、不安感が強まり、ストレス耐性が下がる。
セルフチェック方法
質問1:
「ビジネスの悩みや成功体験を気軽に話せる相手がいないと感じることが多いか?」
質問2:
「一人で悩むことが増え、相談相手がいないと感じることがあるか?」
質問3:
「ビジネスの悩みを共有できる仲間がほしいと強く感じることがあるか?」
→ 2つ以上当てはまる場合、孤独感の影響あり
孤独感(社会的つながりの喪失)に該当したら
なぜ孤独を感じるのか?
50代で起業すると、会社員時代とは人間関係が大きく変わります。
•会社の同僚や上司との日常的な会話がなくなり、一人での仕事が増える
•相談相手がいないため、悩みを抱え込んでしまう
•「家族に心配をかけたくない」と思い、仕事の不安を誰にも話せないこうした状況が続くと、「自分はひとりぼっちなのでは?」と感じ、モチベーションや行動力が低下してしまいます。
まずはセルフでできること
孤独感は、「誰かとつながっている」という実感を持つことで解消できます。まずは以下の方法を試してみましょう。
1. 1日1回、誰かと仕事の話をする
•ビジネスに関する話をできる相手を意識的に増やす
•SNSやオンラインコミュニティで、同じ立場の人と交流する
•既存の知り合いに連絡を取り、近況を共有する
ポイント
「人と話す」ことで、視野が広がり、
気分が楽になることがあります。
特に、同じように起業した人と話すと
「悩んでいるのは自分だけじゃない」
と気づけます。
2. 「孤独を感じる時間」を減らす工夫をする
•カフェやコワーキングスペースで仕事をする
•定期的に会うビジネス仲間を作る
•朝やランチの時間に「誰かと話す」習慣をつくる
ポイント
完全に一人の空間にいると、
孤独感が増します。
「仕事の場を変える」
「話す時間を作る」など、
環境から変えてみるのも有効です。
3. 「情報発信」や「勉強会」に参加してみる
•X(旧Twitter)やブログで自分の考えを発信する•ビジネス系の勉強会やセミナーに参加する•起業家コミュニティに入り、リアルの場で会話する ポイント発信を続けると、自然と仲間が増えます。また、勉強会やコミュニティに参加することで「同じ目線で話せる相手」が見つかりやすくなります。
孤独は抱え込むほど深まる!
「誰かに話すだけで気が楽になった」
ということも多いです。
独立したらすぐに対策を取って、
孤独に振り回されない
起業ライフを送りましょう!
3. 承認欲求の未充足
起業すると、
「誰にも認められていない」
「自分の頑張りを誰も見ていない」
と感じることが増えます。
会社員時代は、上司や同僚から
評価を受ける機会がありました。
独立後は、
誰からもフィードバックがないまま
仕事を続けることになり、
孤独感や虚しさを覚えることも。
この状態が続くと、
「こんなに頑張っているのに、
なぜ誰も気づいてくれないのか?」
という不満が募り、
モチベーションの低下につながります。
まずはチェックリストで、
自分がどのような状態に
あるのかを振り返り、
どのように承認欲求と向き合うか
考えてみましょう。
心理学的背景:
マズローの欲求階層説では、「承認欲求(他者からの評価)」は高次の欲求。サラリーマン時代の評価やポジションがなくなると、承認が得られにくくなる。
影響:
「以前は部下や上司から評価されていたのに、今は誰も認めてくれない」という焦燥感や不安。
セルフチェック方法
質問1:
「誰かに成果を認めてもらえないとモチベーションが下がると感じることがあるか?」
質問2:
「昔の職場では評価されていたが、今は誰も評価してくれないと感じることがあるか?」
質問3:
「SNSやブログの反応が気になりすぎることがあるか?」
→ 2つ以上当てはまる場合、承認欲求が満たされていない可能性あり
承認欲求の未充足に該当したら
なぜ「承認欲求の未充足」が起こるのか?
50代で起業すると、それまでの
「会社員としての評価の仕組み」がなくなり、
自己肯定感を維持しにくくなることがあります。
•「上司や同僚からの評価」がなくなり、自分の仕事が正しいのか分からなくなる
•「誰かに褒められる機会」が減り、モチベーションが下がる
•「自分の頑張りを認めてほしい」という気持ちが満たされず、焦燥感を覚える
これは、マズローの欲求階層説でいう
「承認欲求」が満たされにくくなるために
起こるものです。
では、
どうすれば
「承認されている感覚」を取り戻し、
前向きに経営を続けることが
できるのでしょうか?
まずはセルフでできること
承認欲求は、
必ずしも他人に認められることでしか
満たせないわけではありません。
まずは、
自分で「自己承認」する習慣を
身につけることが大切です。
1. 「成功記録ノート」をつける
•毎日の小さな成果を記録する
(例:「初めての問い合わせが来た」「ブログを更新した」など)
•「誰かに評価されること」ではなく、「自分が達成できたこと」に目を向ける
•1週間ごとに見返し、着実に前進していることを確認する
ポイント
他者の評価が減る分、
「自分で自分を認める力」を高める
ことが重要です。
小さな達成感を積み重ねることで、
「自分はちゃんと前に進んでいる」
と実感できます。
2. 価値提供の視点を持つ
•「誰かに評価されたい」ではなく、「誰かの役に立つには?」と考える
•価値を提供することで、自然と感謝やフィードバックが増える
•ブログ・SNS・メルマガなどで「誰かの役に立つ情報」を発信する
ポイント
承認欲求が満たされにくくなるのは、
「評価を受ける場がなくなった」から。
でも、
自分が「誰かに価値を与える側」になると、
自然と感謝の言葉が増えます。
これが「承認されている実感」につながります。
3. 小さな「公開の場」を作る
•毎月1回、自分の進捗をSNSやブログで報告する•進捗を報告することで、周囲からのフィードバックを得る機会を作る
•ビジネス仲間との定期的な情報共有会に参加する
ポイント
「誰にも評価されていない」
感覚が強まるのは、そもそも
アウトプットの場がないから。
「小さな発信」を増やし、
フィードバックを受ける機会を
意図的に作りましょう。
環境が変われば、承認欲求も揺らぐ!それは自然なこと
「誰にも評価されていない」
わけではなく、
「評価を受ける場」
が変わっただけ。
適切な対策を取れば、
承認欲求を満たしながら、
楽しく経営を続けることができます!
4. リスク回避傾向の強まり
起業後、
「失敗したらどうしよう」
「リスクを取るのが怖い」
と感じることはありませんか?
会社員時代とは違い、
すべての決断が自己責任になるため、
不安が増し、慎重になりすぎてしまう
ことがあります。
この状態が続くと、
本来必要なチャレンジまで避けてしまい、
ビジネスの成長を妨げることに
つながります。
まずはチェックリストで、
自分がどのような状態に
あるのかを整理し、
適切な対応を考えてみましょう。
心理学的背景:
プロスペクト理論(トベルスキー&カーネマン, 1979)では、人は損失を過大評価し、リスクを避けようとする傾向がある。特に年齢を重ねると慎重になりがち。
影響:
「失敗したらどうしよう」「家族を巻き込んではいけない」と考え、思い切った決断ができなくなる。
セルフチェック方法
質問1:
「決断する前に『失敗したらどうしよう』と強く考えすぎることが多いか?」
質問2:
「周囲の成功者を見て、『自分には無理だ』と思うことがあるか?」
質問3:
「リスクを取らず、安全策ばかり選んでしまうことが増えたか?」
→ 2つ以上当てはまる場合、リスク回避傾向が強まりすぎている可能性あり
リスク回避傾向の強まりに該当したら
なぜリスクを回避しすぎてしまうのか?
50代で起業すると、
リスクを取ることに対する
不安が強まる傾向があります。
•「失敗したらどうしよう」と考えすぎて動けない
•「家族や周囲に迷惑をかけたくない」というプレッシャーがある
•サラリーマン時代はリスクを最小化することが重要だったが、起業はリスクを取ることが前提になる
この「リスク回避バイアス」は、
プロスペクト理論
(トベルスキー&カーネマン, 1979)
によると、
「人間は利益を得るよりも、
損失を避けることを優先する心理がある」
ため、自然なものです。
しかし、これが強くなりすぎると、
必要な決断ができなくなり、
ビジネスの成長を妨げることになります。
まずはセルフでできること
リスク回避傾向が強くなりすぎると、
挑戦する機会を逃し、
成長のチャンスを失うことになります。
まずは、以下の方法で
自分のリスク感覚を調整しましょう。
1. 「最悪のケース」を具体的にシミュレーションする
•「この決断をしたら、最悪どんなことが起こるか?」を書き出す
•「その最悪の事態は、本当に致命的なのか?」を考える
•「最悪のケースに対処する方法」を3つ考えておく
ポイント
漠然とした「不安」は
強いストレスになりますが、
具体的な対策があると、
人は安心できるものです。
例:
新しい事業に投資するか迷っている場合
最悪のケース:
「投資したお金が回収できない」
対処法1:
「初期投資額を小さく抑え、テストマーケティングをする」
対処法2:
「利益が出るまでの期間を長めに見積もる」
対処法3:
「他の収入源を確保しながら進める」
2. 「小さなリスク」を試してみる
•まずは「少額の投資」や「短期間のテスト」から始める
•「リスクの小さいチャレンジ」を積み重ね、リスク耐性をつける
例:
「新しいビジネスを始める前に、知人にモニターとして試してもらう」
ポイント
大きな決断が怖いなら、
小さなリスクを積み重ねて
「慣れる」ことが重要。
いきなり
「すべてをかける」のではなく、
低リスクの選択肢を見つけることで、
行動しやすくなります。
3. 「成功した未来」をイメージする
•「このリスクを取った結果、うまくいったらどうなるか?」を考える
•「過去にリスクを取って成功した経験」を振り返る
•「リスクを取らなかったらどうなるか?」のマイナス面も考え、比較する
ポイント
人は「失敗を避けたい」と思うものですが、
「リスクを取らないことで失うもの」
にも目を向けると、バランスが取れます。
リスクは避けるものではなく、適切にコントロールするもの!
「慎重すぎて動けない」
状態にならないよう、
小さな挑戦から始めて、
リスクを取る力を鍛えていきましょう!
5. 自己効力感の低下(自信喪失)
起業してしばらくすると、
「本当にこれでいいのか?」
「自分に経営者としての資質があるのだろうか?」
と不安になることがあります。
思うような成果が出ないと、
自信を失い、
挑戦する意欲が低下して
しまうことも。
この状態が続くと、
行動を起こすこと自体が怖くなり、
ビジネスの成長を妨げてしまう
可能性があります。
まずはチェックリストで、
今の自分の状態を整理し、
必要な対策を考えてみましょう。
心理学的理由:
バンデューラの自己効力感理論(Self-Efficacy)では、成功体験が少ないと自己効力感が低下する。50代で起業すると、未知のことが多いため「自分には無理かもしれない」と感じやすい。
影響:
新しい挑戦に対して尻込みし、行動力が落ちる。
セルフチェック方法
質問1:
「新しい挑戦に対して、『どうせ無理だ』と思うことが増えたか?」
質問2:
「成功するイメージを持ちにくくなっていると感じるか?」
質問3:
「人と比べて劣等感を感じることが増えたか?」
→ 2つ以上当てはまる場合、自己効力感の低下の可能性あり
自己効力感の低下(自信喪失)に該当したら
なぜ「自己効力感の低下」が起こるのか?
自己効力感(Self-Efficacy)とは、
「自分はやればできる」
と思える感覚のことです。
50代での起業では、
これが低下しやすくなります。
•新しい環境に慣れず、「自分は経営者に向いていないのでは?」と思う
•成功体験が少ないため、自分の能力を疑うようになる
•「会社員時代は評価されていたのに、今は誰も認めてくれない」と感じる
バンデューラ(心理学者)は、
「自己効力感が低下すると、
挑戦する意欲が減り、
行動そのものを避けるようになる」
と指摘しています。
このまま放置すると、
経営に必要な行動が取れなくなるため、
早めに対策を打つことが大切です。
まずはセルフでできること
自己効力感は、
「小さな成功体験」を積み重ねる
ことで回復できます。
まずは以下の方法を試しましょう。
1. 「できたことリスト」を毎日つける
•どんなに小さなことでも「今日できたこと」を書く
(例:「メール1件送れた」「ブログを書いた」「商談の練習をした」)
•1週間分を振り返り、「意外と前に進んでいる」と実感する
•「行動したこと」に意識を向ける(結果が出なくてもOK)
ポイント
自信を失うと、
「何もできていない」と思いがちですが、
実際には何かしら行動しているはずです。
「やれたこと」に
フォーカスする習慣をつけると、
自己効力感が回復しやすくなります。
2. 「自分の強み」を言語化する
•過去にうまくいった経験を3つ書き出す
•そのとき「自分が持っていた強み(スキルや特性)」を考える
•それを今の起業にどう活かせるかを整理する
ポイント
人は「苦手なこと」よりも
「得意なこと」をしているときのほうが、
自信を持てます。
過去の成功体験を思い出し、
今の状況に活かせることを
探しましょう。
3. 「成功体験を増やすためのハードルを下げる」
•いきなり大きな目標を立てず、「すぐにできる小さな行動(ベイビーステップ)」を目標にする
例:「ブログを書く」のではなく、「ブログのタイトルを考える」くらいのレベルから始める
•「完璧を求めず、とにかく行動する」ことを優先する
ポイント
自己効力感が低下しているときは、
大きな目標を掲げすぎると逆効果です。
「できそうなこと」から始めて、
小さな成功体験を積むことが
重要です。
自己効力感は「挑戦した回数」ではなく、「成功体験の積み重ね」で回復!
小さな一歩を積み重ね、
「やればできる!」という感覚を
取り戻していきましょう!
6. フィードバック不足による不安
起業すると、会社員時代のように
上司や同僚からの評価やアドバイスを
受ける機会がなくなり、
「このままでいいのか?」
「間違った方向に進んでいないか?」
と不安を感じることがあります。
特に、
成果がすぐに見えにくい時期は、
確信が持てず迷いが
生じやすくなるものです。
この状態が続くと、自信を失い、
行動が鈍る原因にもなります。
まずはチェックリストで、
自分がどのような状況に
あるのかを整理し、
必要な対策を考えてみましょう。
心理学的背景:
サラリーマン時代は上司や同僚からのフィードバックがあったが、起業後はそれがなくなる。心理学的には「フィードバックの欠如」がモチベーション低下を引き起こす(エドウィン・ロック, 1990)。
影響:
「このままでいいのか?」「誰も指摘してくれないから不安」という気持ちになりやすい。
セルフチェック方法
質問1:
「自分のやり方が正しいのか確信が持てないことが多いか?」
質問2:
「誰からもアドバイスをもらえず、方向性に不安を感じることがあるか?」
質問3:
「第三者からの評価を求めることが多いか?」
→ 2つ以上当てはまる場合、フィードバック不足の影響あり
フィードバック不足による不安に該当したら
なぜフィードバック不足が不安を生むのか?
50代で起業すると、
これまでのように上司や同僚から
「方向性は合っているのか?」
「うまくやれているのか?」
といったフィードバックを
もらう機会が激減します。
•「このやり方で本当に合っているのか?」と自信が持てない
•「誰からも評価されないので、モチベーションが下がる」
•「失敗していることに気づかず、軌道修正のタイミングを逃すのが怖い」
フィードバックは、自分の現在地を確認し
、適切な修正を行うために不可欠な要素です。
しかし、起業後は
意識的にフィードバックを得る
仕組みを作らなければ、
不安が増大しやすくなります。
まずはセルフでできること
フィードバックが不足している場合、
「自分で客観的に状況を確認する方法」
を増やすことが重要です。
1. 「数値ベースの自己フィードバック」を取り入れる
•売上/問い合わせ数/リピート率などの客観的な指標を設定する
•週に1回、自分の数値をチェックし、前回と比較する•感覚ではなく「データ」でビジネスの進捗を把握する
ポイント
フィードバック不足の不安は、
「自分の進捗が見えないこと」
が原因です。
数値を見える化することで、
「ちゃんと進んでいる」
と実感しやすくなります。
2. 「小さなテスト」を繰り返し、結果から学ぶ
•新しいアイデアをいきなり本格導入せず、「テストマーケティング」から始める
(例:「新しいサービスを考えたら、1人の知人に試してもらい感想を聞く」)
•小規模なテストを繰り返し、反応を確認しながら改善する
ポイント
「フィードバックをもらうには、まずアウトプットが必要」です。小さなテストを繰り返すことで、「方向性は正しいのか?」のヒントを得やすくなります。
3. 「定期的にフィードバックを受ける仕組み」を作る
•ビジネス仲間や顧客に「率直なフィードバックをお願いします」と頼む
(例:「このサービス、正直な感想を教えてください」と具体的に聞く)
•アンケートやオンライン相談などを活用し、意見をもらう習慣をつける
ポイント
「誰かがフィードバックをくれるのを待つ」
のではなく、
「意識的にフィードバックを取りに行く」
習慣をつけることが大切です。
フィードバックがないのは“仕組み不足”!求めれば得られるもの
「どうすればフィードバックを得られるか?」
を意識し、
積極的に取りに行くことで、
不安を減らし、より確信を持って
ビジネスを進めることができます!
7. 時間の使い方の混乱
起業すると、
自由にスケジュールを決められる反面、
「何から手をつければいいのか分からない」
「時間をうまく使えていない気がする」
と感じることが増えます。
会社員時代と違い、
仕事の流れをすべて
自分で管理しなければならず、
気づけば1日が過ぎてしまうことも。
この状態が続くと、
仕事の効率が下がり、
焦りやストレスに
つながることもあります。
まずはチェックリストで、
自分の時間の使い方を振り返り、
適切に管理できているか
確認してみましょう。
心理学的理由:
人間は環境の変化に適応するのが苦手で、特に長年の習慣があると新しい生活スタイルに適応するのに時間がかかる(習慣形成理論, Habit Formation Theory, Lally et al., 2009)。
影響:
「毎日会社に行っていたのに、今はどう過ごせばいいのかわからない」と感じ、無駄な時間を過ごしてしまう。
セルフチェック方法
質問1:
「何を優先すべきかわからず、時間を無駄にしてしまうことが多いか?」
質問2:
「サラリーマン時代よりも時間管理が難しくなったと感じるか?」
質問3:
「忙しいのに、何も進んでいない感覚があるか?」
→ 2つ以上当てはまる場合、時間管理の問題あり
時間の使い方の混乱に該当したら
なぜ「時間の使い方の混乱」が起こるのか?
50代で起業すると、
サラリーマン時代とは
まったく異なる時間の使い方
が求められます。
•「決まった業務時間」や「上司の指示」がなくなり、何を優先すべきか分からなくなる
•「自由な時間が増えたはずなのに、なぜか一日があっという間に過ぎる」
•「何から手をつければいいか分からず、無駄に時間を浪費してしまう」
これは、
自分で仕事のスケジュールを
決める力がまだ十分に
確立していないことが原因です。
しかし、
適切な方法を身につければ、
時間を有効に活用し、
効率よくビジネスを進める
ことができます。
まずはセルフでできること
時間管理がうまくいかないときは、
「時間の使い方を見える化し、
優先順位をつける」
ことが重要です。
h5
1. 「時間の使い方ログ」を1週間つける
•1日の終わりに、「今日何にどれくらい時間を使ったか」を記録する
•仕事、移動、休憩、無駄な時間など、カテゴリに分ける
•1週間分のログを見返し、「どこに無駄な時間があるか?」を確認する
ポイント
「時間の使い方に問題がある」
と感じるとき、多くの場合は
「どこに時間を使っているのか
自覚していない」
ことが原因です。
まずは可視化し、
改善点を見つけることから
始めましょう。
2. 「優先度の高いタスク」から手をつける
•毎朝「今日やるべき3つの最重要タスク」を決める
(例:「営業の電話を3件かける」「ブログ記事を1本書く」「顧客対応を終わらせる」)
•最優先タスクを完了するまでは、他の作業を後回しにする
ポイント
起業家はやることが多すぎて
「何から手をつければいいか分からない」
状態になりやすいです。
しかし、
「まず最も重要な3つを終わらせる」
と決めることで、
時間を無駄にせず進められます。
h5
3. 「時間ブロック」を活用する
•「この時間はこの作業をする」とあらかじめ決める
(例:朝9時〜10時は営業活動、10時〜11時は事務作業)
•スマホのアラームやGoogleカレンダーを使い、時間を管理する
•1つの作業に没頭する時間を作り、ダラダラとした時間をなくす
•ポモドーロテクニック(25分間の作業と5分間の休憩を繰り返す時間管理術)を活用するのも有効です!
ポイント
「何となくダラダラ作業してしまう…」
という悩みは、
「作業時間が決まっていない」
ことが原因です。
あらかじめ時間を区切ることで、
集中力が高まり、
効率が上がります。
時間をコントロールすれば、驚くほど自由に!仕事も生活もスムーズに回る
「うまくいかない」と感じたら、
まずはできるところから試し、
必要なら専門家のアドバイスを
受けながら改善していきましょう!
8. 収入の不安
起業すると、
収入が安定しない時期が続くことがあり、
「このままやっていけるのか?」
という不安を感じることがあります。
会社員時代は毎月
決まった給与が支給されていましたが、
独立後は売上によって収入が変動し、
先の見通しが立ちにくくなることも。
この状態が続くと、
焦りやストレスが増し、
冷静な判断が難しくなる
ことがあります。
まずはチェックリストで、
自分の現状を整理し、
適切な対策を考えてみましょう。
心理学的理由:
損失回避バイアス(Loss Aversion Bias)によって、人は「失う痛み」を「得る喜び」より強く感じる(トベルスキー&カーネマン, 1979)。
影響:
「今まで安定した給料があったのに、今は収入が不安定」というストレスが常に頭を離れない。
セルフチェック方法
質問1:
「もし今の状況が1年続いた場合、生活や事業に大きな支障が出ると感じるか?」
質問2:
「お金のことを考えると、焦りや不安で行動が止まることがあるか?」
質問3:
「今後6カ月の資金繰りを具体的に説明できない、もしくは計画を立てることが難しいと感じるか?」
→ 2つ以上当てはまる場合、収入不安の影響あり
収入の不安に該当したら
なぜ収入の不安が強まるのか?
50代で起業すると、
これまでの安定した給与がなくなり、
収入の不安が常に付きまとう
ことになります。
•「毎月の売上が安定しないので、来月どうなるか分からない」
•「サラリーマン時代は給料が入ってきたのに、今はすべて自分次第」
•「生活費を賄えるのか不安になり、思い切った投資ができない」
これは、
「安定した収入を得る仕組みがない」
ことによる漠然とした不安です。
しかし、
適切な対策を取ることで、
収入の波を最小限に抑え、
精神的な余裕を持つことが可能です。
まずはセルフでできること
収入の不安を減らすには、
「計画性」
「収入の多様化」
「資金管理」
の3つの視点が重要です。
1. 6カ月分の資金計画を立てる
•「毎月の最低限必要な生活費」を明確にする
•「現在の貯蓄でどれくらい持ちこたえられるか?」を計算する
•「どの時点で追加の資金調達が必要か?」を把握する
ポイント
不安の大部分は
「先が見えないこと」
によるものです。
「あと○カ月は資金がある」
と明確に把握するだけでも、
精神的な安心感が生まれます。
2. 「収入の柱」を複数持つ
•1つのビジネスに頼らず、複数の収入源を作る
(例:「コンサル業+オンライン講座」「物販+YouTube収益」「本業+副業のライティング」など)
•リスク分散を意識し、1つの事業に依存しすぎないようにする
ポイント
「1つのビジネスがダメになったら終わり」
という状態では、不安は消えません。
「複数の収入の流れを作る」ことで、
安定感が増し、不安が軽減されます。
3. 「支出をコントロールし、精神的な余裕を作る」
•固定費(家賃、通信費、サブスクなど)を見直し、削減できるものを探す
•事業用の支出と個人の生活費を明確に分け、無駄な支出を減らす
•最低限の生活費+事業運営費の必要額を把握し、それ以上の支出を抑える
ポイント
収入の不安は、
「どれくらいお金が必要か分からない」
ことから生まれます。
支出をコントロールし、
必要最低限の資金を把握することで、
「実はそれほど稼がなくても大丈夫だった」
と気づくこともあります。
お金の不安の正体は「不足」ではなく「見えないこと」にあった!
「どうすれば安定収入を作れるか?」
を考えながら、
計画的にビジネスを進めることで、
不安を減らしていきましょう!
9. 家族との関係の変化
起業すると、
働き方や生活リズムが変わり、
家族との関係にも
少なからず影響を与えます。
仕事に集中するあまり、
家族との会話が減ったり、
起業に対する理解が得られず
すれ違いを感じたりすることも
あるかもしれません。
この状態が続くと、
家庭内のストレスが増し、
仕事にも影響を及ぼす
可能性があります。
まずはチェックリストで、
自分の状況を整理し、
家族との関係を
より良いものにするための
方法を考えてみましょう。
心理学的背景:
システム理論では、家族は「システム」として機能しており、1人が変化すると全体のバランスが崩れる(ボーエン Bowen, 1978)。
影響:
例えば、「夫は安定した仕事をしているはず」と思っていた妻が不安になり、夫婦間のギャップが生まれる。
セルフチェック方法
質問1:
「起業してから、家族との会話が減ったと感じるか?」
質問2:
「家族が自分の起業に対して理解してくれないと感じることがあるか?」
質問3:
「仕事の悩みを家族に相談できないと感じるか?」
→ 2つ以上当てはまる場合、家庭内のコミュニケーション不足の可能性あり
家族との関係の変化に該当したら
なぜ家族との関係が変化するのか?
50代での起業は、自分だけでなく
家族の生活や価値観にも影響を与えます。
•「起業する前と生活スタイルが変わり、すれ違いが増えた」
•「家族が起業を応援してくれず、理解を得られない」
•「仕事に集中しすぎて、家族とのコミュニケーションが減った」
これは、
家族側も新しい状況に適応する
時間が必要であることが原因です。
しかし、
適切な対策を取ることで、
家族の理解を得やすくなり、
良好な関係を維持できます。
まずはセルフでできること
家族との関係を改善するために、
以下の方法を試してみましょう。
1. 家族と「起業の目的や状況」を共有する
•「なぜ起業を決めたのか?」を家族に話す
•「今後の収入の見通し」や「事業の成長計画」を説明する
•「家族にどのような影響があるのか?」も率直に伝える
ポイント
家族が不安を感じるのは、
「何をしているのか分からない」
から。
「今、どんな状況なのか?」
を具体的に共有すると、
納得感が生まれます。
2. 「仕事の時間」と「家族の時間」を明確に分ける
•「仕事時間」と「家族との時間」をスケジュールに組み込む
•週に1回、家族と一緒に食事や散歩をする時間を確保する
•仕事とプライベートの切り替えを意識する
ポイント
起業すると
「24時間仕事モード」になりがちですが、
家族との時間を意識的に確保することで、
関係の悪化を防げます。
3. 家族の意見や不安を「聞く時間」を作る
•「最近どう感じている?」と家族の気持ちを聞く
•「不安に思っていることはない?」と率直に尋ねる
•意見を言われたら、まず否定せずに受け止める
ポイント
「説明するだけ」ではなく、
「家族の気持ちを聞く」
ことが大切です。
家族も
「話を聞いてくれた」
と感じることで、
信頼関係が強まります。
応援される起業家は「説明上手」ではなく「聞き上手」だった!
「自分の気持ち」だけでなく、
「家族がどう思っているか?」
を意識しながら、
良い関係を築く努力を
続けていきましょう!
関連記事のご案内
こちらの記事では、主要なメンタル問題に関して深堀りし、人とつながることでの様々な解決策を紹介しています。是非併せてご一読ください!
