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自分を上手に活かすとは?
社会人としての一定の経験を持つ方が
起業する際に重要な鍵は、
「自分を上手に活かす」ことに尽きます。
特に50代の方は、
仕事にしても趣味や社会活動にしても
人生経験が豊富に蓄積されています。
この経験に宝の山が眠っているのです。
そして、この宝の山を
いかに上手に活かせるかこそが鍵なのです。
それを可能とするには、
いかに深く自分を理解することが出来て、
かつ十分に活かす術を知っているか
に掛かっています。
「いえいえ、私は年齢こそ重ねてきているけれど、
自分に宝の山があるとはとても思えません。」
そんな声が聞こえてきそうですが、
それはあなたが
気付いていないだけなのかもしれません。
あなたが簡単にこなせる何かは、
他の人にとっては
困難なことなのかもしれないのです。
もしかしたら、
あなたには「簡単にこなしている」
という自覚さえないのかもしれません。
例えば、
会社の資料を期日までにしっかりと作成する、
趣味のプラモデルを精密に作る、
初めて出会った人でも容易に打ち解けられる、
毎日欠かさず瞑想やジョギングや筋トレをしている、
あなたが普段過ごしているこんな時間にこそ
宝の山が潜んでいるのです。
例えば、
細かい作業を黙々と続けることが得意、
コネクション作りが上手、
習慣作りが上手といった宝を持っている
そんな可能性がありそうです。
そしてそれを
あなたの事業にどう活かせるか
がポイントとなります。
もちろん、
好きなことや得意なことを
はっきりと自覚できていたら、
それをしっかりと活かしたいですよね。
今後この記事では、便宜上
宝の山を「自分のリソース」と呼びます。
リソースは上手に活用できてこそ宝となるのです。
あなたの事業に活かせる
「自分のリソース」には効果的な探し方があります。
以下の記事で、あなたにぴったり合う
事業の探し方を解説しています。
3種類のワークと起業日誌
自分のリソースの効果的に探し方では
以下3種類のワークを実施します。
- 人生の棚卸し
- プロフェッショナルチェック
- 価値観に気づく
そして、これらのワークを実践した後で、
毎日「起業日誌」をつけていきます。
「起業日誌」は
上記3点のワークを見直して
修正や加筆した点をメモしたり、
思いついたことなどを
何でも書いていきます。
習慣化していく中で、
様々な気づきが出てきます。
忘れていたことをふと思い出したり、
点と点が結ばれて
線になることもあるでしょう。
そして、
掛かる時間は人によって異なりますが、
自然と「自分のリソース」に
気づいていくのです。
個性やバックグラウンドに応じた独自スタイルの事業を創りあげる
自分を上手に活かして創り上げる事業とは、
あなたの個性やバックグラウンドに応じて
「独自スタイル」の事業を
創り上げることに他ならないのです。
上記で記載した3種類のワークは、
「自分のリソース」を引き出すための
手がかりになるものです。
中にはそのまま活用できるものが
あるかもしれません。
しかし、時間が経過する中で、
熟成されて他の要素と結びついたり、
ある要素が引き金となって
別の要素を次々と手繰り寄せたりといったことが、
真のリソースとして活用できるケースの方が
より大きい期待値を秘めています。
そして、
個性やバックグラウンドに応じて創り上げた
独自スタイルの事業には、
数多くの利点があります。
ここでは、以下3点について見ていきます。
- 準備段階
- 稼働段階
- 関わる人
1. 準備段階
個性やバックグラウンドに応じた
という枕詞から想像しやすいと思いますが、
必要な知識や技術の習得に苦労が少なくて済みます。
潜在意識がポジティブ側に触れている状態で
準備できるので、
寧ろワクワクする感覚で
準備を進められる人の方が多いでしょう。
起業において準備の段階では、
初めて実践する事項もかなり多いでしょう。
自分の業務に集中していればよかった
会社員時代とは異なり、
経理や総務などのバックオフィス業務も含めて
基本的に自分が中心になって
こなさなければなりません。
それ迄とは違う種類の困難に
多数見舞われることは間違い無いでしょう。
それでも、
ここで心折れる事なく
準備を続けられるとすれば、
その大きな理由は
起業した後のやりがいや楽しみを
準備段階でも見出せるからなのです。
2. 稼働段階
事業の稼働段階に入ると、
ワクワク感は
更に分かりやすくなっていきます。
嬉しさを見つけるポイントが
増えてくるからです。
取引先やお客さんと接しながら、
商品やビジネスのことを考える中で
あなたなりの嬉しさを感じるポイントが
次々と見つかっていくのです。
同時に辛い事や悲しい事も
降りかかってくるでしょう。
それでも、
潜在意識がポジティブ側に触れている状態で
ビジネスに接することを続けていけば、
打開策も生まれやすいのです。
その状態に居るだけで、
あなたの潜在意識が
常に答えを探し続けてくれるからです。
3. 関わる人
あなたの
個性やバックグラウンドに応じた事業を始めると、
あなたと「波長の合う」人が集まってくるのです。
相性の良い人と言い換えてもよいでしょう。
これはオカルトの話ではないのですが、
共振というものは人間関係においてよく起こります。
ある固有振動数の音叉を振動させると、
振動が空気を伝わって
同じ固有振動数を持つ別の音叉を震わせます。
音叉を人に置き換えてみます。
事業を始めた際に同じ様な現象が発生するのです。
あなたの個性やバックグラウンドを活かした事業には、
あなたの世界観が反映されているのです。
数多くの企業や商品の中から、
あなたの会社や商品の
魅力を感じ取り選んでもらえたということは、
それだけで
何らかの共振が発生していると言えるでしょう。
音叉の固有振動数は、
あなたの持つ世界観です。
あなたの世界観がより鮮明に伝わるほど、
よりはっきりと
相性の合う人と繋がりやすくなるのです。
自分を上手に活かす独自スタイルの例
例えば、
「料理が好き」という人の
可能性について考えてみましょう。
もちろん、レストランやカフェを開業し、
そこで料理の腕を振る舞う
といった起業も考えられます。
ただ、
料理すること自体は好きだけど、
その道は今ひとつピンとこない
という人も多いでしょう。
ここでは、3人の例で
どんな事業を展開してきたかを
見ていきましょう。
二足の草鞋のAさんの例
Aさんは企業で長く
広報の仕事に携わっていました。
新製品のプレスリリースを書いたり、
メディアに製品を紹介して記事にしてもらうのが
主な業務です。
また、
仕事柄業界の関係者と良い関係性を作ったり
維持していくのもお手のものです。
Aさんが選んだ事業は2つ。
どちらが上手くいくのか分からなかったので、
2足のわらじでスタートしました。
1つ目は大好きなスパイスのネットショップ。
自分で料理する時も
様々なスパイスを使いこなしていたのです。
勤務先の事業は食品と直接関連は無かったのですが、
得意のコネクション作りを活かして、
まだ日本に導入されていない
海外製のスパイス製造元と信頼関係を作り、
独占的に輸入してオンラインで販売します。
商品の紹介を魅力的に綴るのはお手のもの。
メディアへの売り込みもやり方を熟知しているので、
スタート時に優位なポジションに立てそうです。
2つ目の事業は
昭和の雰囲気が香る食堂や居酒屋のライターです。
料理人の視点を持っているので、
既存のライターとは異なるポジショニングで
記事を書くことができます。
ここをあるWebメディアに評価され、
仕事を請け負うことになりました。
文章を書くことは大好きなので、
自身で昭和のお店を楽しみながらお金を頂けます。
レシピマニアBさんの例
Bさんはレシピマニアです。
新しい料理を作る際は、
先ずネットに出回っている
あらゆるレシピを試してみます。
その上で独自のレシピを編み出すことに
喜びを感じています。
食材や調味料もありとあらゆるものを試して、
各々の特徴をよく理解しています。
勤務先では経理担当で、
数字や複雑な作業に強いことが評価されていました。
Bさんが選んだ事業は、
独自のレシピを紹介するWEBサイトを作り、
レシピで使う食材や調味料のアフィリエイトです。
サイトでは、
正統派や変わり種のレシピに
独自の要素を加えて数多く紹介しています。
SNSでの発信にも力を入れているので、
フォロワーやメルマガ登録者が増えてきた段階で
満を持して本業とする流れになりました。
数字や複雑な作業が苦にならない事も、
サイトのデータ分析などに大いに役立っています。
ベトナム好きCさんの例
Cさんはベトナムが好きで、
ここ十年ほど毎年1-2回はベトナムを旅行して
本場の味を楽しんできました。
また、小さい頃から
人見知りというのをほとんどしたことがなく、
誰とでも気軽に打ち解けられます。
どちらかというと、
初めて出会う人から
色々なストーリーを聞き出すことに
楽しみを見出しています。
Cさんが選んだ事業は
ベトナム料理のキッチンカーです。
イベントがあると
出来る限り遠くでも出向いて行って、
フォーやネムを振る舞います。
出向いた先で
色んな人と仲良くなってしまうので、
その場で別のイベントへの出店を
依頼される事も多々あります。
また、
同じくベトナム好きなお客さんと
会話を楽しむ中で、
新しいメニューのヒントを得ています。
セミナーをやっています
3人の例を読んで何を感じましたか?
あなたを上手に活かす事業について、
何かヒントになりましたか?
効果的に自分のリソース探す方法は、
私のセミナーで詳しく紹介&実践しています。
また、このサイトでも
こちらの記事でやり方を紹介しています。
気になった方は是非、
あなた自身のリソースを探してみてくださいね!